投資の始め方                             TOPページに戻る

投資の心得を学んだ後は実践的な株式投資のやり方です。株式等を行なうにはまず証券会社に取引用の口座を開設しなければいけません。そうは言っても、証券会社もたくさんの種類があり手数料の自由化が認められてからは手数料も様々になってきています。また、証券会社が提供している情報やツールにも違いがあります。従って、どれでも良いというのではなく自分に一番あった証券会社を選ぶ事が重要です。
この技ページでは前半部分で証券会社の比較・紹介、後半部分で一般的に使用されている投資法の紹介などをしているので参考にして下さい。

証券会社選び

証券会社 手数料 一日定額手数料
10万円 20万円 50万円 100万円 300万円 50万円 100万円 300万円 500万円 1000万円
0円 315円 525円 1050円 3150円 3150円 3150円 3150円 6300円 12600円
472円 472円 472円 840円 1575円 525円 945円 2100円 4200円 8400円
1050円 1050円 1050円 1050円 3150円 無し 無し 無し 無し 無し
無し 無し 無し 無し 無し 525円 1050円 2100円 3150円 6300円
※2
2,625円 2,625円 2,625円 ※1 ※1 無し 無し 無し 無し 無し
【※1】 50万円超の場合約定代金の一律0.5%(税込0.525%)※上限262,500円(税込)
【※2】  1000万以上の手数料は、2000万円まで500万円ごとに+3150円



証券会社 指標 ツール
MACD RSI TIC 乖離率 一目
近衝表
ツール名称 機能・特徴
× ネットストック
ハイスピード
各種チャート、ニュース、市況情報など情報
が満載。無料ツールでありながらマーケッ
トスピードに負けない利便性を誇る。
× クォンツスコア 割安か割高かをイートレードが独自に予想。
マウス操作だけで発注、指値変更、取消
ができるドラッグ&ドロップ発注機能。
market
walker
リアルタイム株価と市況情報が表示される。
夜間取引が出来るマネナイが特徴的
× ネットレ
マーケットサーチ
一ヶ月試用可能。市況、アナリスト
情報、決算速報等をリアルタイム配信。
人口音声で株価を読み上げ、値動きを
効果音で表現。
× 無し 先物・オプション取引に特化。
株式に関するツールは無い。


さて、理想的な証券会社は探せましたでしょうか?例えば一日の約定代金合計が300万を越える人はイートレードの方がお得なのに対し、一日の約定代金が300万を越えないのなら松井のほうがお得です。こういった感じで自分の投資スタイルにあった証券会社選びをするのがコツです。また、手数料を考慮した結果、取引するならイートレードだけど使ってるツールは松井というように、いくつも証券会社に口座開設している投資家は多いのです。
それでは次に、この世界で強者が用いている一般的な技を紹介していきます。

オリジナルの投資法を確立する。

それでは、独自の技を見つけるためのヒントを教えます。独自の技とは、その人の生活や、性格によって自ずと見えてきます。自分自身を見つめるために以下の事柄について答えてみて下さい。

株に費やせる時間はどのくらいですか?
まず、あなたは投資にどのくらいの時間が割けますか?昼間働いていたり、学校に行っている人は常に相場を監視し続ける事は無理だと思います。そうすると必然的にデイトレードなどの売買法は難しくなります。

株に費やせる費用はどのくらいですか?
株式投資をするなら100万円くらいの元手が欲しいところですが、あなたが家庭を持っているのなら投資に割けるお金も限られてきます。家庭を疎かにして株式投資を行なっていては本末転倒となる可能性が出てくるからです。ですから、自分の余剰資金によって売買可能銘柄数にも制限が出てくるし、その中でうまく立ち回るにはそれ相応の投資法を確立する必要があります。

あなたの目標は何ですか?
最後に、夢と言っても良いですが、あなたの目標は何でしょうか?銀行に預けるよりは良いくらいのパフォーマンスで安定的に運用したいのか、はたまた若くして不労所得を得て好きな生活をしたいのか?この目標をまず、きちんと自分の将来のプランと相談して決める事です。そうしないと自分の投資に対するスタンスが曖昧になってしまい、結果的に損失を生んでしまうケースが多々あります。

さて、ここまでの質問であなたの素性が見つかりましたでしょうか?意外にもこの世界では、自分の素性を知らずして、もしくは、無視して投資を行う者が多いようですが、私の知る限りではそういう人達はほとんど長続きはしないようです。勇み足はせずに、自分に合った技を見つける事が第一です。日々精進の気持ちを忘れなければ必ず陽の目をみれます!



まずは、どのくらいのスパンで株式投資を行うかを考えていく事にしましょう。「己を知る」で自分の目標が確認出来たら、それを実現するにはどのくらいのスパンで元手を転がして行くかという事を考えていく事が必要です。まずは他の人が一般的にどのくらいの期間で投資を行なっているのかを探っていきましょう。

●期間による投資法
短期投資(デイトレード)
今、世間で有名なデイトレードは名の通り一日のうちで取引を済ませるトレードです。毎日の株価の小幅な利ザヤを稼ぎコツコツとトレードをしていくというものです。デイトレードは基本的に次の日に持ち越しはしないので突発的な悪材料などの下げを回避できるという点が良い所です。しかし、一日の値動きを予想するというのは非常に難しくなかなか継続して利益を上げる事は難しいです。ですが、時間を有効活用できるので非常に短期間で資産を増やせるチャンスでもあるのです。非常にハイリスク・ハイリターンな投資法と言えます。一般的にデイトレードはテクニカル(チャートなどの指標)を重視する傾向があります。

中期投資(スウィングトレード)
スウィングトレードはだいたい一泊二日〜長くなると1ヶ月、2ヶ月といった期間で売買を行う投資法です。一般的に目標を決めてその水準まで株価が達したら売りといったような感じです。短期でのリバウンド狙いや、株主優待や配当を目当てにする人もいるようです。スウィングトレードはテクニカルもファンダメンタルズ(財務諸表など)も両方重視するケースが多いと思います。

長期投資
長期投資はその名のとおり、長期間株式を保有し続け利益を狙う投資法です。一般的にはファンダメンタルズを重視する傾向が多いです。将来性などを見込んで買い、長期間保有するパターンが多いようです。世界最強の投資家であるウォーレン・バフェットもコカ・コーラとディズニーを長期で保有し大利を収めたのは有名です。

●株式投資の分析方法を知る
ファンダメンタルズ分析
企業の財務状況などから企業の本質的な価値を分析し、株価とのギャップから割高であるとか、割安であるかを判断する分析方法を利用した投資法です。指標としては、PBR、PERがよく利用されます。株価が異常に下落した際の下値目処や、逆に急激に上昇した際の上値目処などを予想する際に有効です。この方法は、バリュー投資法、グロース投資法と同時に使われる場面が多く、ファンダメンタル分析によって、割安な株、 成長性のある株などを見つけられます。

テクニカル分析
テクニカル指標を使って、過去の値動きと現在の株価を見比べて、値動きをすると予想し、値動きの動向を分析するものです。テクニカル指標にはローソク足や移動平均線から始まり、価格の方向性を示す指標(トレンド追随型テクニカル指標)、買われ過ぎ売られ過ぎを示す指標(オシレーター系テクニカル指標)、方向に対する強弱を示す指標(出来高指標)などがあります。チャートの見方やトレンド判断などの細かい技術を使い買いのタイミングや売りのタイミングを把握するのに有効です。

ファンダメンタルズ分析もテクニカル分析もどちらの方が優れているという事はなく、株式投資をする上でどちらも欠かせない分析法です。

●具体的な投資法を知る
バリュー投資
基本的にファンダメンタルズ分析に比重を置き、過去の財務状況などから企業の本質的な価値を分析し、株価とのギャップから割高であるとか、割安であるかを判断し、長期保有する投資法です。具体的には財務諸表などを読みPERやPBR、ROE、ROAなどの指標を使って割安か割高かを判断するものが多いです。バリュー投資法は昼間忙しく相場を常に監視できないサラリーマンの者などに最適だと思います。世界最強の相場師であるウォーレン・バフェットもバリュー投資法で大利を収めました。新興の企業で成長性を見込めるような株を仕込んで長期保有するのが良いかも知れません。

用語解説
・PER(株価収益率:price earnings ratio)
PERは株価をを一株あたり利益で割ったもので、その企業がもたらす利益に対して株価が何倍まで買われているのかを示す指標です。日本の企業の平均PERは20〜50と言われていて20以下だと一般的に買い推奨となります。逆にPERが100倍を越えると割高と言われてます。

・PBR(株価純資産倍率:price book-value ratio)
PBRは株価を一株あたり純資産で割ったものでその企業が持っている純資産(資本金、土地、建物)に対して株価が何倍まで買われているのかを示している指標です。時価総額を純資産で割っても同様です。PBRはだいたい1倍くらいになり2倍3倍となっていたら割高です。また、理論的にPBRが一倍以下になる事はないとされています(PBRが1倍以下ならその会社の株式を全部買って清算すれば時価総額と純資産の差だけ儲けが出るので)が日本の企業は銀行からの借用金で事業を行なっていた所が多かったので純資産はそれほど持っていない所が多くPBR1倍割れは良くある事です。実際、東証一部の銘柄の半数はPBR1倍割れです。なので、PBRだけで投資判断をしては駄目です。

・ROE(株主資本利益率:return on equity)
ROEは当期利益を純資産で割り100倍したもので単位は%で表されます。これは経営者が企業の持ってる純資産をどの程度、効率的に運用して利益を上げられたのかを示す、いわば成績表です。理想を言えばROEは20%以上欲しいとこですが、日本の企業の場合、バブル期に受けた過剰設備投資などにより純資産が跳ね上がっていたり、預金などの形であまり資産を活用していないところが多いので優良企業と言われている所でもROEが5%〜10%という所があります。なので、ROEも財務諸表などを読んでみないと本質はわかりづらいです。

・ROA(総資産倍率:return on asset)
ROAは当期利益を総資産で割り100倍したもので単位は%で表されます。ROEは純資産を使うのに対しROAは総資産を使うので銀行からの借用金なども考慮して、どのくらい効率的に利益を出せたのかを示しています。ROEもROAもそうですが日本の大企業と呼ばれている所はバブル期の過剰投資などにより低めのところが多くなっています。逆に新興のIT企業やハイテク関連などは少ない設備投資で利益を上げているのでROEやROAは高めのところが多いようです。

グロース投資
バリュー投資は割安銘柄を探し出し長期保有するのに対し、グロース投資は多少、割高感が出ていたとしてもその後の将来性を見込んで買いを入れる、言わば追従型です。買った後はそのトレンドが続く限り保有し売り抜けるといったものですが、グロース投資は非常に難しく高値掴みの危険も大きいので注意が必要です。それにバリュー投資が株価が上昇し始める手前に買うとするならグロースは上昇が始まってから乗るので稼げる利ざやも少なくなってしまいがちです。

IPO<新規公開株式:Initial Public Offering>
新規公開株というのはその名の通り、新規に上場する会社の事です。
まだ株が店頭販売が主流だった頃はIPOといっても多額の資産を持ってたりとかお得意様状態にでもなって無い限り買えなかったものです。
ところがネット証券が出現してからはIPOが公平に分配されるような抽選方式を取った事と株が身近になったのも手伝って、今、IPOがかなりの注目を浴びています。なんと、最近だと95%以上のIPOにおいて、公開価格より初値が高くなっています。上場日に成り行き売り注文を出すだけでかなりの高確率で儲かる事が出来る、正に損しない宝くじみたいなものなのです。「ならIPOを毎回買えば良いじゃないか」と思われますが話はそう簡単じゃないのです。それを説明していきます。

まず一つ目にIPOは高確率で儲かるので誰もが買いたがります。しかし、新規上場にあたって公募する株式にも当然限りがあるのです。そこで抽選方式でIPOを買える権利を抽選するのです。当然、当選しなければIPOを買う事は出来ません。

二つ目に高確率で儲かるといっても中には公募割れ(公募価格より値が下がる事)してしまう銘柄も出てきます。せっかく当選したのに公募割れしてしまうというのは悲しい話です。
では実際にどのくらいの数の企業が公募割れを起こしたかというと昨年、新規上場した企業は全部で158社なんですが、その中で公募割れしたのはわずか3社です。
確かに公募割れという事実はあるとしてもこの確立だとやはりIPOは必勝と言っても過言ではないんじゃないでしょうか?それでは次にIPOの当選確率を上げる方法と初値が飛び上がる銘柄、公募割れを起こしやすい銘柄の大まかな特徴を書いていきます。

【1】IPOの当選確率を上げるには
何と言ってもたくさんの証券会社に口座を持つ事です。なぜかと言うと新規公開株の取り扱いというのは、証券会社ごとに違っているからなのです。例えばイートレード証券だとA社のIPOを取り扱っているのにマネックス証券だと扱っていないのでA社のIPOに応募できないという事態も招きます。
それに同じIPOを取り扱っていたとしても、証券会社ごとに割り触れられてる新規上場分の株式数にも違いがあるので、当選確率を上げたいのなら少しでも多くの株を取り扱っている証券会社から応募するか、または、取り扱っていたらの話ですが誰も口座を開いて無いだろうと思われるような知名度の少ない証券会社で注文するのが当選確率を上げる秘訣です。
とにかくIPOに当選したいのならたくさんの証券会社を使う事です。

【2】初値が跳ね上がる銘柄、公募割れを起こしやすい銘柄の見分け方
まず、IPOの初値が跳ね上がりやすい銘柄の条件は
●競合他社がいないような新しいビジネスを展開している
●ベンチャー企業
●浮動株比率が低い

などが挙げられます。まず一番は、競合となるような会社がいないような企業のIPOを狙う事です。そして意外と思われるかも知れませんが大企業よりもベンチャーの方が良い初値を付けやすいのです。何故かと言うとベンチャー企業のほうが公募価格が低めに設定されやすいという事と成長を見込まれての買いが入りやすいからです。IT関係のベンチャーなんかよく初値が跳ね上がってるようです。あとは浮動株比率(市場に出回ってる株式の比率)が低ければ、当然少ない株をみんなで奪い合うので値段は暴騰しやすいです。

次に公募割れを起こしやすい銘柄の特徴は
●大企業の子会社
●リストラ案件

まず、大企業の子会社は、公募価格が高く設定されている傾向があります。これは何故かというと、証券会社の引受部門が、親会社に遠慮して、公募価格を高めに設定してあげるからです。証券会社としては、子会社の上場時に親会社に恩を売っておいて(公募価格が高くなると売り出しをする親会社には多額のキャッシュが入る)、次回の親会社のファイナンスで主幹事を取ろうという戦略なのでしょう。親会社のファイナンスの方が規模が大きくて、儲けも大きいので必然的にそのような戦略を取ってしまうのだと思います。なので、大企業の子会社は、一般的に投資家に人気がなく、初値も高くならない傾向にあります。

リストラ案件というのは親会社が有利子負債が多くて困り、借金返済のために子会社上場で借金返済を企てる事を指します。その子会社は親会社の一部門みたいなケースが多く、成長性は一見有るように感じますが、一部門である以上業績の付け替えなんてお茶の子歳々で子会社へのチャージレートを少し上げれば利益がでる仕組みにあります。ひどい例だと親会社が全面的に営業してあげてるから営業コストゼロなんて会社もあります。しかし、このような会社は親会社の借金返済が終われば用済みといった事が予測されるので、公募割れを起こしやすいです。

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